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継体天皇の言い伝えと、矢立町、笏谷の由来
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大むかし越前平野は一面に水がみなぎっていた。
これは、悪竜の仕わざである。
男大迹(おおと)の王(継体天皇)は、悪竜を退治し水を治めるために、足羽山に登り、海に向かってかぶら矢を射た。
矢は水の上をぐるぐる回っていたが、やがて海の方へ飛んでいった。
すると矢とともに水が海の方へ退いていった。
矢は三回海まで往復してもどって来ると、地上に落下してつき立った。
その場所が立矢(たちや)町(足羽一丁目)である。
またそのとき王が手にしていたしゃくを捨てた所が笏(しゃく)谷である。
(越前の民話)
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福井県嶺北地方の黒龍についての伝説や言伝え また、 毛矢黒龍神社に関する言伝えなど
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